教材の内容に関係のない質問や教材とは異なる環境・バージョンで進めている場合のエラーなど、教材に関係しない質問は推奨していないため回答できない場合がございます。
その場合、teratailなどの外部サイトを利用して質問することをおすすめします。教材の誤字脱字や追記・改善の要望は「文章の間違いや改善点の指摘」からお願いします。
Webアプリケーションを開発するための環境を構築します。
環境構築する環境はCloud9になります。
Cloud9とは、無料でクラウド上でアプリケーション開発が出来るサービスです。PCに依存することなく開発環境をできます。各人が好きなPCを使うと教材のとおりにしても動かないということがあるのでそういったトラブルをなくすためにも本教材ではこちらのサービスを利用します。
Cloud9のアカウントをお持ちでない方は下記よりアカウントを作成してワークスペースの作成まで行って下さい。
(注意)
※Cloud9でワークスペースを作成する際、instance typeを「t2.micro (1 GiB RAM + 1 vCPU)」ではなく「t3.small (2 GiB RAM + 2 vCPU)」を選択してください。t2.micro
だとメモリが足りずにプロジェクト作成でエラーになります。
また、Platformは必ず 「Amazon Linux 1」 (名称変更されたようです)「Amazon Linux AMI」「Amazon Linux 2」を選択してください。
ネットワーク設定はデフォルトのAWS Systems Managerで大丈夫です。
Cloud9でのアカウントの作り方は以下のページを参考にして下さい。
アカウントを作る際、クレジットカードの登録が必要になりますがお持ちでない方はVプリカなどを利用すると良いでしょう。審査不要ですぐ作れます。
Laravelが動く環境を構築するには下記が必要となります。
MySQL(ver.5.7)
MySQLはVer.5.7以上とする必要があります。
Amazon Linux 2だとCloud9のMySQLのバージョンは5.7系になっているのでそのままで大丈夫です。
PHP(ver.7)
Laravelを使うにはPHPのバージョンは7以上である必要があります。
Amazon Linux 2だとCloud9のPHPのバージョンは7.2系になっているのでそのままで大丈夫です。
composerのインストール
PHPのパッケージを管理するためcomposerというツールをインストールします。
Laravel5.5のインストール
composerを使ってLaravel5.5をインストールします。
PHPの現在のバージョンを下記コマンドで確認してください。
Copied!$ php -v
下記のように表示されPHPのバージョンが7.2であることを確認できます。
Copied!PHP 7.2.24 (cli) (built: Oct 31 2019 18:27:08) ( NTS )
Copyright (c) 1997-2018 The PHP Group
Zend Engine v3.2.0, Copyright (c) 1998-2018 Zend Technologies
with Xdebug v3.1.6, Copyright (c) 2002-2022, by Derick Rethans
MySQLの現在のバージョンを下記コマンドで確認してください。
Copied!$ mysql --version
下記のように表示されMySQLのバージョンが5.5であることを確認できます。
Copied!mysql Ver 15.1 Distrib 10.2.38-MariaDB, for Linux (x86_64) using EditLine wrapper
Laravel用の環境を構築するためのコマンドは非常に長いのでコマンドの入力間違いなどが起きがちです。初学者は環境構築で躓きがちなので、コマンド一行で環境を構築するためのMr.T謹製シェルスクリプトを用意しました!シェルスクリプトとは、簡単に言うとたくさんのコマンドを1つのコマンドで実行できるようにコマンドを凝縮したものです。これを実行するとすぐにLaravelを開発するための環境を構築できますのでぜひご利用ください!
参考)
シェル(shell)とは
下記のコマンドを実行してください。
bash1 Copied!$ sh -c "$(curl -fsSL https://gist.githubusercontent.com/MrTommy1031/cc2f344d1385f9dc764555a7f51d9d26/raw/3d65df83605966c143265346db347dc31d9aa74a/cloud9-laravel-installer-20231110.sh)"
どのようなコマンドが実行されているかは上記シェルスクリプトのURL(Https://~~~cloud9-laravel-installer.shの部分)を開けば内容が見れるので気になる人は確認してみてくださいね。
以上で環境構築は完了です。
万が一失敗したらCloud9のワークスペースを削除して再度ワークスペースを作成したあとに手順を最初からやり直してみてください。
次のパートでは実際にLaravelでアプリケーションの開発を進めていきます。