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ここではMacに MySQL を導入していきます。
Windowsの方は0-7:Jobpitの設計
に進んでください。
Django でデータベースを扱う時、デフォルトでは SQLite を使用します。
SQLite は Python の標準モジュールを使って操作することができるため手軽に使えますが、開発したサービスを外部に公開するときにはデータベースへのアクセスができないため、採用されることがあまりありません。
そこで今回は世界中の多くの企業が使用しているMySQLをデータベースとして採用します。
MySQL は Oracle が提供しているデータベース管理システムです。
Linux でサーバーを立てて使うことがありますが、Windows や Mac にインストールして動かすことができます。
ここでは、Windows に MySQL をインストールして使う方法を紹介します。
MySQLのインストールは以下のコマンドでインストールできます。
Copied!brew install mysql
以下のコマンドを実行してバージョン情報が表示されれば、正常にインストールが完了しています。
Copied!mysql --version
インストールを終えたら、以下のコマンドでMySQLを起動します。
Copied!brew services start mysql
続いて以下のコマンドでrootユーザーのパスワードを設定します。
Copied!mysql_secure_installation
実行するとWould you like to setup VALIDATE PASSWORD component?
と聞かれます。これは強固なパスワードを入力する拡張機能をセットアップするか聞かれますが、今回は手元のローカルで動かすので必要ありません。ここは何もキー入力せずにEnterキーを入力します。
パスワードの設定が来ます。入力しても何も表示されませんが、ちゃんと入力はされているので確実にパスワードを入力します。
Copied!New password:
確認のために再入力が求められるので、先ほどと同じパスワードを入力します。
Copied!Re-enter new password:
続けていくつか細かい質問が来ますが、ここは全部スキップで大丈夫です。何も入力せずにEnterキーを押し続けます。
最後にAll done!
と表示されたらパスワードの設定は完了です。
ターミナルを使う場合は以下のコマンドで MySQL に接続できます。コマンド実行時にはパスワードが聞かれるので、先程設定した root ユーザーのパスワードを入力します。
Copied!mysql -u root -p
現在作成されているデータベースを見るときには以下の Query を使うと確認できます。
Copied!SHOW DATABASES;
終了するときは\q
と入力すると MySQL の接続が切れます。
Table Plus を使うときには、Table Plus を起動して最初の画面にあるCreate a new connection
をクリックして接続画面を開きます。
接続するデータベースの種類を選択するときにMySQL
を選択し、Create
ボタンをクリックします。
接続情報を入力します。入力する項目は以下の内容です。
Name
:接続情報を管理するためのものなので任意のものを設定Host
:localhost
と入力Port
:インストール時に設定したポート番号を入力User
:root
と入力Password
:インストール時に設定したパスワードを入力Test
ボタンを押して接続確認を行います。Connect
ボタンを押すとデータベースに接続されてデータベースの中身を確認できます。
Cmd+K
キーを入力すると接続したいデータベースを選択できます。
データベース内のテーブルが一覧で表示されるので、ここからテーブル内のデータを確認することができるようになります。
以上でデータベースの用意ができました。ここからいよいよ Jobpit のデータベース設計を行います。
0-7:Jobpitの設計
に進みましょう。