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このパートでは、Laradockをインストールして、Laravelを動かすための開発環境を作ります。
Laravelを動かす為には、Webサーバーや、多くの場合でデータベースが必要になってきます。
Laradockを使うことで、このWebサーバーやデータベースをDocker上に簡単に構築することができます。
あなたのPCの任意のディレクトリの配下にci-tutorial
ディレクトリを作成してください。
Copied!$ mkdir ci-tutorial
そして、ci-tutorial
ディレクトリに移動してください。
Copied!$ cd ci-tutorial
ci-tutorial
ディレクトリに移動したら、以下のコマンドでlaradockをインストールしてください。
なお、2020年10月ごろからlaradockはエラーが発生するようになったので、本教材では筆者が用意した、laradockを模した環境(laradock-like)を使用します。
Copied!$ git clone https://github.com/shonansurvivors/laradock-like.git laradock
Cloning into 'laradock'...
と、数行のメッセージが表示されると思います。
完了すると、laradock
というディレクトリが作成されます。
Copied!.
└──ci-tutorial
└── laradock
次に、laradockの設定に関わるファイルのひとつである、.env
ファイルを作成します。
laradockは、.env
ファイルの雛形としてenv-example
ファイルを用意してくれているので、これを元に作成することにします。
以下を入力してください。
Copied!$ cd laradock
$ cp env-example .env
なお、.env
のような.
始まりのファイルはMacのFinderなどではデフォルトでは隠しファイル扱いとなり、ファイルが存在していてもファイル一覧などに表示されません。AtomやVSCodeなどのエディタでは表示されますので、そちらで確認してください。
次にエディタ等を使って、.env
ファイルのうち、
の3箇所を以下の通り編集してください。
Copied!.
└──ci-tutorial
└── laradock
└── .env
laradock/.env1234567 Copied!APP_CODE_PATH_HOST=../laravel-ci #========== この行を変更
DATA_PATH_HOST=../data #========== この行を変更
COMPOSE_PROJECT_NAME=laravel-ci #========== この行を変更
# 略
次にDockerを使って開発環境を起動します。
laradock
ディレクトリで以下のコマンドを入力してください。
Copied!$ docker-compose up -d workspace php-fpm nginx postgres
コマンドの意味は以下の通りです。
docker-compose
は、複数のコンテナを同時に取り扱うDocker Composeという機能を使うためのコマンドですup
は、Docker Composeでコンテナを起動するときに使うコマンドです-d
は、コンテナを起動した後に、ターミナルの操作に戻るためのオプションですコマンドを実行すると、大量のメッセージが表示されます。
初回は、各コンテナのソフトウェア本体(Dockerイメージ)をダウンロードしてくるため、コンテナの起動までに数分程度の時間がかかります。
最後に以下のメッセージが表示されたら、コンテナの起動は成功です。
Copied!Creating laravel-ci_workspace_1 ... done
Creating laravel-ci_php-fpm_1 ... done
Creating laravel-ci_nginx_1 ... done
Creating laravel-ci_porstgres_1 ... done
もし、この4つのメッセージが表示されなかったら、以下を試してください。
Error response from daemon: invalid mount config for type "bind": bind source path does not exist
といったメッセージが表示された場合
ci-cutorial
ディレクトリ配下に、空のlaravel
ディレクトリを作り、その上でもう一度laradock
ディレクトリでdocker-compose up -d workspace php-fpm nginx postgres
を実施するそれ以外の場合
laradock
ディレクトリでdocker-compose up -d workspace php-fpm nginx postgres
を実施する以上で、Laradockの導入は完了です。