教材の内容に関係のない質問や教材とは異なる環境・バージョンで進めている場合のエラーなど、教材に関係しない質問は推奨していないため回答できない場合がございます。
その場合、teratailなどの外部サイトを利用して質問することをおすすめします。教材の誤字脱字や追記・改善の要望は「文章の間違いや改善点の指摘」からお願いします。
ここではDjangoアプリケーションのプロジェクトを作成して、さらに設定ファイルを編集してこのアプリケーション向けの設定を行っていきます。
まずはDjangoプロジェクトを作成します。
プロジェクト名はjobpit
とします。
ターミナルを開き、jobpit
ディレクトリで以下のコマンドを実行してください。
console Copied!django-admin startproject jobpit
コマンドを実行するとjobpit
ディレクトリ内に以下のファイルが作成されます。
これがDjangoアプリケーションの最小構成になります。このアプリケーションをベースに開発を進めます。
console Copied!.
├── jobpit
│ ├── __init__.py
│ ├── __pycache__
│ │ ├── __init__.cpython-39.pyc
│ │ ├── settings.cpython-39.pyc
│ │ └── urls.cpython-39.pyc
│ ├── asgi.py
│ ├── settings.py
│ ├── urls.py
│ └── wsgi.py
└── manage.py
ファイルについて簡単に解説すると、manage.py
はアプリケーションのプロジェクト内でコマンド操作を行うためのスクリプトです。このスクリプトを使って、アプリケーションを動かしたり、データベースの操作を行ったりすることができます。
jobpit/settings.py
はアプリケーションの設定を行うスクリプトです。タイムゾーンやデータベースの設定をここで行います。
jobpit/urls.py
はアプリケーションのURLの設定を行うスクリプトです。ここで設定したURLから各機能に接続するようになります。言い方を変えるとこのJobpit上の目次のような役割があります。
その他のスクリプトについては本教材では触らないので解説は省略しますが、知りたい方は以下のドキュメントで解説されているので、そちらをご覧いただければと思います。
それではjobpit/settings.py
を開いて設定の変更をおこないます。
ここでは使用言語とタイムゾーンの変更を行います。
デフォルトの設定だと言語は英語でタイムゾーンがUTC(世界標準時)なので、どちらも日本に合わせて設定をおこないます。
105行目あたりに記述されている設定を以下のように編集してください。
jobpit/settings.py123456789101112131415 -+ -+ -+ Copied!<〜中略〜>
LANGUAGE_CODE = 'en-us'
LANGUAGE_CODE = 'ja'
TIME_ZONE = 'UTC'
TIME_ZONE = 'Asia/Tokyo'
USE_I18N = True
USE_L10N = True
USE_TZ = True
USE_TZ = False
<〜中略〜>
このように設定を変更することでDjangoアプリケーションが標準で提供しているページの言語が日本語になり、日時の処理も日本時間で扱うことができるようになります。
次のパートでは0章で設定したMySQLをDjangoアプリケーションに接続していきます。